(続)自然素材勉強会~健康快適🌳🌳

先日、ブログに取り上げました自然素材の続きです。大変ボリュームが出てしまいすみません。もう少しおつきあい頂ければと思います。


お手入れについてです


⽊は呼吸をし、⽣きています。

⽊材を使ったフローリングも同様に⽣きておりますので、その特徴を活かしたお⼿⼊れが必要です。

上⼿にお付き合いいただき、⾃然素材ならではの経年美をお楽しみいただくためにも、今回は無垢フローリング(オイル塗装の場合)のお手入れ方法についてご紹介します。



お手入れ時に注意すること


・⽔などをこぼすと染みになる可能性がありますので、すぐに拭き取ってください。

・市販の床⽤クリーナー、ワックス等は⽩濁やシミになる可能性があります。必ず無垢フローリング⽤の表⾯仕上げに合ったものを選び、⽬⽴たない場所で試した後にお使いください。

・無塗装、オイル塗装、ウレタン塗装など、塗装の種類や仕上げによってお⼿⼊れ⽅法が異なります。今回は、「オイル塗装向け」のお⼿⼊れ⽅法を紹介しております。仕上げがわからない場合は、施⼯店さんに確認をしてください。

・部分的に汚れを落とすと、汚れを落としていない場所ときれいになった場所の差が⽬⽴ちますので、全体にソープや研磨をかけることをお勧めします。



⽇常のお⼿⼊れ


表⾯のほこりを掃除機などで除去し、きれいな雑⼱で乾拭きをしてください。

⽔拭きや化学薬品を含むお掃除シートなどは、⽑⽻⽴ち、シミの原因になりますので避けてください。

⽔拭きをされる場合は、雑⼱を硬く絞って⾏ってください。


3〜6 ヶ⽉毎のお⼿⼊れ

無垢フローリング専⽤の『大和屋インテリアソープ』でメンテナンスをすると、美しい状態が⻑く保てます。

汚れを落とすだけでなく、ツヤと滑らかさを与え、汚れが付きにくくなる保護効果もあります。


汚れが落ちない時

硬く絞った⽔拭きや、ソープでも落ちない汚れは、『大和屋インテリアクリーナー』を使って汚れを除去します。

クリーナーは塗装やワックスも除去しますので、施⼯後はソープやオイルで仕上げることをおすすめします。

[クリーナーでも落ちない汚れには]

クリーナーでも落ちない場合は、100 番の⽬の粗いサンドペーパーで汚れを削り取った後、240〜400番のペーパーで表⾯を仕上げ研磨してください。

仕上げの後、固く絞った雑⼱で⽊粉を拭き取ります。塗装⾯を削った場合は、再塗装を⾏ってください。

[油性汚れには]

クレヨンなどの油性の汚れには、薄めた中性洗剤や除光液で汚れを溶かし出し、拭き取ります。

研磨剤⼊りのメラミン系のスポンジでこすると、より汚れが落ちやすくなります。

いずれの場合も、必ず⽬⽴たない場所で試し塗りをし、シミや⽩濁などが⽣じないことを確認してから⾏ってください。


再塗装

年に1回程、仕上げと同⼀の塗料で再塗装を⾏っていただくと、美しい状態が⻑く保てます。定期的に再塗装を⾏っていただくことで、汚れが付きにくくなります。

[フローリングの⾊を変えたいとき]

無垢フローリング専⽤のインテリアオイルを塗装します。

カラーフロア⽤のワックスなどはテカリ、ベタつきの原因となりますので、使⽤しないでください。

また、塗装してある⾯に他の⾊をのせる場合は、必ず試し塗りを⾏ってください。

オイルの塗装を⾏う際は、室温が5 度以下の時や、⾬天で湿度が極端に⾼いときは避けてください。

床⾯が⽩くなったり、床がオイルをはじく可能性があります。




こんな時は?


[⽑⽻⽴ちが⽣じたとき]

ソープやオイルを施⼯すると、樹種によっては表⾯が⽑⽻⽴つことがあります。

特にオークやメープルなどの広葉樹は、⽔拭きだけでも⽑⽻⽴つことがあります。

⽑⽻⽴ちが⽬⽴つ場合は、オイルなどのお⼿⼊れ後に、240 番のサンドペーパーで⽑⽻⽴ちを取り除き、400 番のサンドペーパーで研磨仕上げをして、固く絞った雑⼱で⽊粉を拭き取って下さい。

[ささくれ・軽微な割れが⽣じたとき]

節周りはささくれや割れが起きやすいです。

100 番の⽬の粗いサンドペーパーで気になる部分を削り、240〜400 番のペーパーで表⾯を仕上げ研磨してください。

その後、オイルで仕上げてください。

[キズやへこみキズができたとき]

軽度のキズやへこみであれば、凹んだ部分にアイロンのスチームをあてると、⽊の繊維の復元⼒により修復することができます。この際、アイロンが床に直接接しないようご注意ください。


無垢材は定期的なお手入れが必要になりますが、その分、使っていくほどに味わいと愛着を感じられるのも魅力のひとつです。

お手入れをするほど美しい木の状態を保つこともできますので、ぜひお手入れを続けてみて下さいね。



注意点についてです。


天然木を使った自然素材のフローリング・サイディング・ウッドデッキは、工業製品とは違い、生きた木を使った商品です。

そのため、既製品にはない良さもありますが、反面、知っておいていただきたい点もあります。


1本1本、個性があります

木はそれぞれの環境に適した成長をするため、同じ樹種でも1本1本異なる色合い・木目をしています。

節の入り方も個性があり、中には下記のような特性を含むものもございますが、

自然由来の証であり商品の個性を示すものですので、予めご了承の上でご検討いただけますようお願いいたします。


より良い仕上がりのために、施工前には一度全部仮並べをして、色柄を調整してから貼っていただくようお願いしております。

また、事前に「サンプル品」で仕上がりをご確認いただくか、ショールーム等もぜひご活用ください。


年を重ねると、経年変化します


自然素材は、年数がたつにつれ、紫外線の影響や酸化などにより色味が変化します。

特にパイン材は、白っぽさが目立つ新築時と違い、数年経つと濃い飴色に変化していきます。

「琥珀色」と表現される、美しくツヤのある色は、とても落ち着きのある素晴らしい色合いです。

新築時の色味を長く保ちたい場合は、塗装品をお選びいただくことをおすすめします。


生きているからこそ、木は動きます


木は周辺の湿度により吸湿・放湿を行いますので、施工した後も伸び縮みをします。

含水率にこだわり、できるだけ伸縮を抑える工夫を施していても、

生きた木の魅力を活かしている以上、伸縮を全くしない商品にすることは不可能です。

冬には隙間があきますが、梅雨時には戻ります。

伸縮と上手にお付き合いいただくためにも、施工要領の順守をお願いいたします。

また、温度・湿度などの使用状況により、反り・狂い・割れなどが発生する場合があります。

下記にはご注意いただくようお願いいたします。

・乾燥時期は、過乾燥にならないよう室内の湿度にご注意下さい。

・永くご愛用いただくためにも、定期的なメンテナンスをおすすめいたします。



お手入れ時の注意


天然木はやわらかさ・肌触りの良さが魅力でもありますが、その分、お手入れが必要になります。

お手入れを行う際は、必ず自然素材用の、表面仕上げに合ったメンテナンス用品をお選びください。

市販の床用クリーナー、ワックス等は白濁やシミになる可能性があります。

必ず無垢フローリング用の表面仕上げに合ったものを選び、目立たない場所で試した後にお使いください。

また、フローリング表面に水などをこぼすと染みになる可能性がありますので、すぐに拭き取っていただくようお願いします。


その他

[床暖房について]

無垢フローリングで床暖房との併用をご検討の場合は、必ず床暖房に対応したフローリングをお選びください。

床暖房対応の無垢フローリングでは、含水率を低くするなどより木が動きにくい工夫が施されていますが、

前述のように木は吸湿・放湿を行いますので床暖房対応品であっても伸び縮みがあります。

[虫害について]

また、天然木(特にオークやバーチといった広葉樹)では特性上、キクイムシなどの虫害が発生する場合があります。

製造時に高温乾燥処理を施すことでほとんどは死滅しますが、天然木のためこのような害を受ける可能性があります。

自然素材は工業製品とは異なり、注意点も多く感じたのではないでしょうか。

しかしその分、あたたかみや味わい、調湿効果など、自然素材ゆえの魅力もたくさんつまっています。

自然素材の良い点と注意点、両方を踏まえて検討いただければと思います。


続編は無垢材を使用していますお客様に役に立つ情報であったかなと思います。またこれからご検討頂いているお客様には特読んで頂ければ幸いです。


最後に


よくご質問がございますが部分的に・・例えば「LDKだけでいくらいですか?」など時々ご質問がございます。部分的にもご対応出来ますのでお気軽にお声掛け下さい。より健康に!より快適空間に!自分好みの暮らし方!今後とも宜しくお願いいたします。


セルロースファイバー・珪藻土・健康塗り壁(きらら)・豊富な無垢フロアなどなど取り揃えています。


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